加齢と住まい「家の中での思わぬケガ」が健康寿命*を縮める?
加齢に伴って、以前は気にならなかった段差でつまずいたり、踏み外したり、照明が暗く感じたりすることがあります。今までの慣れで行動すると思わぬケガにつながることがあります。また、骨・関節・筋肉などの機能が低下して運動器障害がおきるロコモティブシンドロームは、40代からはじまっているといわれています。
特に、65歳以上の場合は転倒などで大腿骨頸部を骨折することが多く、これが原因で寝たきりや介護状態になることもあります。「健康寿命」を縮めてしまう原因になりかねません。
玄関の段差を無くしておけば良かった、手すりをつけておけよかったなど、事前に備えておくことで防ぐことができる家の中のケガ。まだ大丈夫と過信せずに、少しでも気になった時をサインと受け止め、早めの対策をすることが肝心です。
高齢者にとって住まいは必ずしも安全な場所ではありません。運動機能や感覚機能の低下で事故が発生するケースがあることを知っておきましょう。
安全・安心の視点から、住まいを早めに整えていくことがポイントです。