「減災」の発想でリアルサイズの対策
地震や大津波、ゲリラ豪雨、洪水、竜巻、土砂災害、噴火……。
一昔前より被害の規模が大きくなっている自然災害に、「大丈夫だろう」という楽観は通用しません。
被災のダメージを最初からゼロにとすればハードルが高く感じられますが、少しでも低減していこうという発想=「減災」に立てば、現実性を重視した、わが家サイズの対策が続けられます。
50歳からはじめる暮らしのリ・デザイン
・わが家の部屋別減災リスト
知っておきたい防災用語
防災用語集こちら
阪神・淡路大震災後に、被災者の体験から生まれた言葉。防災が被害を出さない取り組みであるのに対して、減災はあらかじめ被害を想定した上で、その被害をすこしでも減らそうという発想。
関連情報
●みんなで減災(内閣府 防災情報ページ)
減災の実践を減災マンガを通して学ぶことができるパンフレットがダウンロードができる。
●減災のてびき(内閣府 防災情報ページ)
「やればできる!減災」をテーマに「今すぐできる7つの備え」をご紹介している。パンフレットもダウンロードができる。
自然災害の被害を予測し、その被害範囲を地図にしたもの。予測される災害の発生地点や被害の範囲、被害の程度、さらには避難経路、避難場所などが地図上に示されている。自治体などで手に入れることができる。
関連情報
●国土交通省 ハザードマップポータルサイト
だれでも、どこからでも日本中のハザードマップをまるごと閲覧。ハザードマップ公表状況をまとめたポータルサイト。あなたの町のハザードマップ、地震ハザードマップ、全国のハザードマップ公表状況を見ることができる
電気・ガス・水道など暮らしに直結する設備をはじめ、電話、インターネットの通信設備、鉄道など。
都市の機能を維持し、日常生活を送る上で必要な設備のこと。
地震発生時に通常の短い周波数の地震動とは異なり、約2〜20秒周期でゆっくり、長く揺れる地震動のこと。
長周期地震動が発生すると避難行動が困難になることが多く、被害の拡大が予想されるため、3・11の東日本大震災の後、抜本的な対策が求められている。
関連情報
●長周期地震動予測地図 地震調査研究推進本部
将来ある特定の地震が発生した際に生じる長周期地震動の揺れの強さや性質を予測した地図。
高齢者をはじめ、しょうがい者、乳幼児、妊婦、傷病者、日本語が使えない外国人など、災害時に自力で避難することが困難な人のこと。
地域において、あらかじめ決められた支援者が、安否の確認や避難支援などの活動を行っている。自治体ではそれぞれに災害時要援護者支援マニュアルを策定し、支援体制を整えはじめている。
静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く、四国沖に広がる水深約4,000m級の深い溝(トラフ)のこと。非常に活発で大規模な地震発生帯。南海トラフの各所では、東海地震、東南海地震、南海地震などマグニチュード(M)8クラスの巨大地震が約100年から150年ごとに発生している。
関連情報
●南海トラフ巨大地震対策 内閣府
東日本大震災の教訓を踏まえた、南海トラフ巨大地震対策について検討などを掲載。東海地震、東南海・南海地震対策の現状のpdfもある。