50〜60代から大きく体調は変化していきます。ここでは、これからのヘルシー・エイジング、健康管理や健康維持に役立つ情報やツールを紹介しています。※ご紹介したい情報をお持ちの方は こちらからお問合せください。
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75歳のとき、
あなたは健康に自信を持てますか?
日本において、65歳以上の高齢者が総人口に占める割合(高齢化率)は24.1%。約4人に1人が高齢者です。
超高齢社会というと、不健康な人が増えると思いがちですが、そんなことはありません。今の高齢者は運動能力も生活機能能力も格段に改善しています。
東京都健康長寿医療センターの調査によると、2002年の75歳の歩行スピードは1992年の64歳とほぼ同じでした。10年前に比べて、11歳も身体機能が若返っているのです。
これから先の70、80代の暮らしを見据えて、健康をキープし病気にならないライフスタイルに変えていくことが大切です。
老化は避けられない事実、
今やるべきことは?
50代でやるべきことは、「病気の予防」です。
癌、心臓病、脳卒中、糖尿病、この4大疾病に罹らないようにしましょう。
特に気をつけたいのが、糖尿病。厚生労働省の調査では、国民の4人に1人以上が糖尿病か、その予備群であることがわかりました。食事全体の摂取カロリーは減っているものの、脂質の摂取が増え、その結果、肥満になるのです。脂質の摂りすぎは、糖尿病の合併症である動脈硬化の原因になります。
もうひとつがメタボリックシンドローム。内臓脂肪が過剰に蓄積したことで、高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態です。50代は男性が52.2%、女性は19.7%が患者とその予備軍と言われ、60代になると、男性は54%、女性は26.1%に上昇します。
でも、怖がる必要はありません。原因は、食べ過ぎや運動不足などの積み重ね。ですから、生活習慣の改善によって予防・改善ができます。
男性と女性では、違う老化の仕方をします。
一般に、男性は動脈硬化による血管の老化が速く進みますので、脳卒中(脳血管障害)に気をつけてください。
血管の老化はさまざまな原因が複合して起こりますが、改善してくれるのが、ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動。血流が良くなるうえ、体脂肪の燃焼に効果的です。
一方、女性は筋肉や骨、関節などの筋骨格系の老化が速く進みます。サルコぺニアが進むと、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」になる。
長寿になるとは、人生を考える節目が増えるということ。節目とは、その後も健康でいられるかどうかの分岐点を意味します。
50~60代は病気の予防が最優先。リタイア後の65歳以降は、病気の予防とともに社会とのつながりを保っていくことが重要になります。
社会的に孤立している人は、社会的なつながりが強い人に比べ、死亡率が2~5倍高いと言われています。
70~75歳になったら、歩行能力の維持を心がける、老化に伴って起きる転倒、尿失禁、認知機能の低下、サルコぺニアなどの症状はすべて、歩行能力と密接に関連しています。
高齢期を自分らしく生きる、そのためのライフスタイルを決めるのは今の自分。
50~60代はそれに向かう道筋を決める時期です。
50代は男性が52.2%、女性は19.7%が患者とその予備軍
筋肉量が落ちる40代以降の女性がなりやすい!
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