50歳からの暮らしの用語集 50歳からの健康のキーワード:暮らし |
フレイル | ||
フレイルとは、「虚弱」や「老衰」を表す言葉であるが、正しく介入すれば戻るという意味があることから、日本老年医学会では高齢者の健康増進、介護予防の概念として「フレイル」を2014年に提唱。 多くの高齢者は、筋力が衰える「 サルコペニア」という状態を経て、生活機能が全般的に衰える「フレイル」となり、要介護状態になるとされている。フレイルの時に適切な介入や支援を行うことで生活機能の維持向上が可能とされており、フレイルは健康な状態と介護状態の中間として位置付けられている。 フレイルの基準には5項目あり、3項目以上該当するとフレイル、1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと判断される。 1.体重減少:年間4.5kgまたは5%以上の減少 2.疲れやすい 3.握力の低下 4.身体活動量の低下 5.歩行速度の低下 フレイルには、体重減少や筋力低下などの身体的な変化だけでなく、気力の低下などの精神的な変化や社会的なものも含まれまる。 フレイルになると、肺炎を発症しやすくなる、転倒しやすくなるなど要介護状態になるリスクが高まるとされている。 参考サイト ● 公益財団法人長寿科学振興財団「フレイルとは」 |